家畜診療所情報
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家畜診療所だより
★ 繁殖管理は酪農経営の生命線 ★
発情から妊娠まで
発情の見逃しにより1頭あたり1日延長させると1,200円の損です。最低朝夕はチェックするように心がけましょう。
(1)発情の発見 | (2)人工授精(AI) | (3)妊娠確認 |
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◎乗りかかる ◎陰部がゆるむ ◎鳴く回数が増える ◎粘液が出る |
◎発情を午前中に発見 ・・・夕方にAI(目安) ◎発情を午後に発見 ・・・翌日午前中にAI(目安) |
◎妊娠鑑定は40〜60日ぐらいに獣医師にしてもらう。 |
受胎成績を上げるために
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繁殖の記録は必ずつけるようにしましょう。 ・繁殖の基本は記録をとることです。 ・個体管理はしっかりとしましょう。 |
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乾乳期は太りすぎに注意 (適正なボディコンディションスコアは3〜3.5) ・太りすぎは分娩後発情が分かりにくく種がつきにくいだけでなく、肝臓も悪くなり餌を食べなくなります。 |
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分娩間隔を12〜13ヶ月にするよう努力しましょう。 ・分娩後40日までに発情をチェックし、50〜60日ぐらいにAIしましょう。 発情が分かりにくく、なかなか受胎しない牛が多くいる場合は飼料のチェックを家畜診療所に相談しましょう |
育成牛の初回授精適期
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月齢よりも発育重視!! ・体重 380kg ・体高 125cm ・月齢 13〜14ヶ月 380kgぐらいになれば月齢にいかなくても授精はOKです。 |
こんな牛はいませんか?
◎分娩後40日以内に初回発情がこない牛
◎おりものの排出が続く牛
◎発情周期がずれる牛
◎発情の長引く牛
◎陰部がゆるんだままの牛
⇒獣医師に一度診てもらいましょう!!